これからの時代で使える副業ビジネス
働き方改革やウィズコロナの時代の日本社会は、より個人が自身の働き方について考える必要性があります。そんな中、副業を考える社会人も増えつつあります。今回は、副業のビジネスについて、どんなやり方があるのか書いていきたいと思います。
・投資系
投資系の副業はいわゆる自分の持っている資産を運用して、金利や時価の差額の利益によって稼ぐ方法です。まとまったお金がないと収益にならなかったりとハードルは高いですが、最近ではポイントを運用して運用しコツコツと資産を形成していく方法もあります。
では、投資系のビジネスを紹介していきましょう。
- 株式投資
・キャピタルゲイン
株式投資は、自分の元手を企業が発行する株式にお金を出資することを言います。株式は日々価格が値動きをしており、株価が安い時に買い、高くなった時に売ることによって利益を上げる方法です。これが売買目的の株式投資になります。
取引の傾向ですが、短期で利益を出す取引(デイトレードなど)、半年から3年ほどの期間で株価を売り買いする中期的取引、3年以上の目線で利益を出す目的の長期的取引があります。ウォーレン・バフェットは長期的視点の投資で巨万の富を得たともいわれます。
・インカムゲイン
また、株式投資は売買目的のためでなく配当収入を目的として持つこともできます。企業には、株主に対して企業の経営活動に応じて稼いだ利益を還元する配当を行います。また、配当と同時に株主優待を目当てに取引するのも一つの手です。
- FX
・FXとは
FXは外貨との為替レートの差額分の利益を狙って取引する方法です。例えば、日本円とアメリカドルのレートが1ドル=110円の時にドルを買って、1ドル=115円の時に日本円に戻すと5円の儲けを手に入れることができます。取引を始める場合、申し込み証拠金が必要になりますが、これが投資の元手になります。
・レバレッジ
FXの特徴は少ない手元資金でもレバレッジを掛けて取引することができます。レバレッジは最大25倍まで掛けることができるので、4万円の投資資金なら、最大で100万円分の取引を行うことができます。レバレッジを掛けて出た損益は、申込証拠金に対して増減されます。レバレッジを掛けることで一攫千金を狙えますが、損失を出した時のリスクが高いのが注意点です。
- 仮想通貨
仮想通貨は、各通貨(円やドル、人民元など)をビットコインやリップルなどの特定の通貨に交換して、評価益を利益として取引することができます。
・注意点
仮想通貨の注意点は、インターネット上に資産を預けておくので、ハッキングの被害を受けた場合に所持していた通貨が流出してしまうというリスクがあります。2018年1月に仮想通貨のNEMがハッキングにより、580億円の流出があった事件もありましたので、ハッキング対策は必須とも言えるでしょう。
・ネットビジネス系
ネットビジネス系はインターネットを通じて、手元の商品や自分のスキルを提供する働き方です。仕事を受けていったり、販売をする点についてはスキルや知識、ノウハウが必要になるので、常にアンテナを張っておいて勉強や情報を取り入れる姿勢が必要になります。
- クラウドソーシング
・クラウドソーシングとは
インターネット上で仕事を行ってくれる人を募り、仕事の受注者はその仕事に取り組むことによって報酬を得るといったことを指します。
・扱われている仕事内容
クラウドソーシングで取り扱われている仕事内容は、システム開発やウェブ制作、記事作成というスキルが必要なものから、初心者でも取り組めるデータ入力、アンケートといった多岐にわたります。初めてのうちや実績がない場合は、簡単な仕事から初めて実績を積み上げて、スキルを身に付けたらより高単価な仕事や自分の好きな仕事に取り組むといった立ち回りかたもできるようになります。
- せどり
・せどりとは
中古品や商品を安い値段で仕入れ、それに利益を上乗せして販売するといった方法です。例えば、メルカリやヤフオクで購入した商品をAmazonなどの利益を載せて出品するといった方法が考えられます。
・注意点
注意点は、基本的に商品を仕入れるため売れるまで在庫を抱えてしまうというリスクがあります。在庫を抱えるということは、お金を払って商品を買っている状態のため、売れないと稼げず、むしろマイナスといった状態になります。
- ハンドメイド商品販売
・自分で商品を手作りできる方向け
ハンドメイド商品は、マフラーやバッグやアクセサリーなど自分で商品を手作りし、それをメルカリなどのフリマサイトに出品することで利益を得るビジネスモデルになります。原材料は自分で揃える必要がありますが、値段を自分で決めることができ場合によっては高利益なビジネスになりえるでしょう。
・趣味からのビジネスへ
ハンドメイド商品は、もともとグッズを作るのが好きだったという人はかなり向いています。自分なりに作成したグッズがフリマサイトへの出品を機にお金につながるというチャンスは大きいですし、更には口コミや評価、リピーターがつけば継続的に収益を手にするチャンスがあるかもしれません。
・コンテンツ系
ブログやYouTubeなど自分で作成したコンテンツに広告などを貼り付けて収益を得るビジネスモデルです。重要な指標は、アクセス数を伸ばして広告に結びつくように工夫が求められます。
- ブログ・アフィリエイト
・ブログビジネスはコンテンツ制作では老舗
ブログはインターネットが普及し始めた時からずっと存在しているコンテンツになります。今では、誰でもブログを開設できる状況になっていますし、始めるにあたっての敷居が低です。有名な所だとアメブロやライブドアブログなどがあり、そこからブログを開設するといった流れになります。
・アフィリエイト広告を貼り付けて稼げるところまで根気が必要
ブログは始めるにあたっての敷居が低いですが、収益を稼げるところまでがかなり大変です。広告収益はブログへのアクセス数を伸ばすことに対して比例してくるものであって、ブログを開設したばかりの場合は知名度や読者をひきつけるような工夫が必要になってきます。ブログの続け方としては、自分の得意分野をうまくまとめて発信し続けることが大事だといわれています。収益の天井が無い分モチベーションを高く続けていくことが大事です。
- YouTube
・自分だけのコンテンツを動画というコンテンツで作り上げる
YouTubeは言わずと知れた有名なコンテンツです。誰でも動画を投稿することができ、再生数を稼ぎ続ければ、それだけ収益を稼ぐことができます。有名なYouTuberになると動画だけで食べていけるほどの収益を見込めます。流行している動画はゲーム配信やビジネス系、キッズ向けなどのコンテンツが伸びている傾向があります。
・必要なスキル
最近のYouTubeの動画の傾向を考えると、テレビ並みの企画構成や編集技術をもつと有利になる傾向があります。再生数を稼いでいる動画すべてがもちろんそうではないですが、撮影するテーマだったり、視聴者に楽しんでもらえる工夫をしているYouTuberの動画は再生数を稼いでいる傾向があります。それでも、ブログ制作のように自分の得意分野の動画を投稿し続ければ、収益を稼いでいくチャンスに恵まれるはずです。
最後に
サラリーマンとして、会社に勤めて給料を収入にしている場合、副業を行うことで確定申告が必要になります。収入を得るということは、課税対象になりますので確定申告をせずにそのままにしておくと、脱税につながります。
また、会社の就業規則で副業を禁止にされていないか確認しましょう。副業禁止の会社で副業がバレて懲戒処分になってしまうことのリスクもあるので、就業規則はしっかり確認した上で、仮に禁止されていても上司などの相談をして、許可を得てから行うようにしましょう。